あなたの起業プランは本当に投資家が必要ですか?

起業家と投資家は、パートナーではありますが、利益を分け合うという面では、相反する立場にあるともいえます。特に、まだ事業がスタートしていない段階では、お互いまだ見ぬ利益についての思惑が交差します。

しかしわたしはいつも言っている通り、投資家を探している起業家の方に、「出資を受けるメリットとデメリット」を、完全に理解したうえで投資契約を締結して欲しいと思っています。

そのため、(これはコンサルティングではよくお話ししますが、時には起業面談でも)「投資家が不要になるようなプラン」をお話ししたりもします。

投資したいと考えるわたしの側からすると、起業家にはあまり余計なことを教えずに「じゃあ投資しましょう。持分はこうしてね」と、自分に有利な条件で、さっさと投資契約を巻いてしまうほうがメリットがあるでしょう。

しかし、もし自分が逆の立場(わたしが起業家側)だったらどうだろうかと考えます。何も知らされないまま、(じぶんに不利な)投資契約を巻いてグループ会社となった後に「裏のカラクリ」のようなものを知るのは、(たとえビジネスであると判ってはいても)あまり気持ちの良いものではないと思います。


投資の世界は、お金の絡む問題が多いですから、もっとシビアな判断が必要なのかもしれません。またこのような考え方では、わたしは最終的にあまり資金を増やすことができないのかもしれません。

それでもわたしは、なるべくすべての情報を開示して、それでも「一緒にやりたい」と言ってくれる人たちに投資をしていきたいと思っています。

なんども言いますが、投資を受けることにはデメリットも伴います。そして当然、たくさんのメリットもあります。起業家のあなたはメリットとデメリット、それぞれ両方を天秤にかけて、投資家を受け入れるかどうかを決めてください。

投資するからには5年や10年とは言わず、もっと長い期間の付き合いとなるのですから、やはりお互い納得したうえで、持てる力を存分に発揮して欲しいと思います。

このような感じで日々、投資面談コンサルティングを行っていますので、起業家や起業家予備軍のあなたに、提案してみたい起業プランや案件があれば、ぜひ一度話を聞かせてください。ご連絡をお待ちしていますね。


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