投資資金を最小限に抑えることを考えていますか?

起業するにあたり、普通は当然投資資金が必要となります。その投資資金は、あなた自身が貯金したお金で用意する場合もあるでしょうし、友人・知人・親・兄弟や、銀行などから借り入れる場合もあるでしょう。

どのように用意する投資資金であっても、起業プランを立てるときには、それを最小限に抑えることを常に念頭に置いている必要があります

しかし、最小限に抑えると言っても、ただ単に、必要なところにお金をかけなかったり、リスクを過小評価したり、逆に売り上げを過大評価するなどの方法を取れば、一見投資資金が少なくて済むように見えてしまいますが、これでは危険です。では、どのようにして、投資資金を抑えていけばいいのか、具体的に上げてみましょう。


固定費を減らし変動費へ

まずは、固定費になるものを極力減らしましょう。固定費というのは、売り上げに関わらず変わらないものです。例えば、家賃や社員の給料などです。できるだけ、初めは外注などを使い、売り上げと連動する変動費(売り上げが上がれば上がり、下がれば下がる費用)にするようにしましょう。

最低限の人数で

最初から、役員に顧問に従業員にパート。形から入りたくなるのは判りますが、最初はあなた一人でスタートしてもいいのです。特に社員は、一度雇ってしまうと、簡単に解雇できません。最初は最低限の人数に絞り、投資資金を最小限に抑えましょう。

さて次は意外と意識している人は少ないですが、とても大切なことです。


もらうお金は早く、支払うお金は遅く

売掛金や、買掛金があるビジネスの場合、なるべく売掛金の入金があった後に、買掛金の支払いができるよう交渉してみましょう(経常運転資金がマイナスの状態ですね)。こうすることで、支払いのために余裕資金を置いておく必要がありませんので、投資資金を最低限に抑えることができます。



まだまだありますが、大きなものを挙げてみました。投資資金を抑えることが出来れば、最初に用意する資金は少なくて済みます。当初の予定の半分の投資資金に抑えることが出来れば、リスクが50%無くなったということになります。

私も、出資者を募集されている起業家の方と面談させて頂くときに、このような部分も見ています。出資するしないに関わらず、投資資金を抑える努力が出来ていれば、リスクを抑えることができる起業家として見ることができるからです。

あなたも、自分が作った起業プランを今一度見直し、これ以上に投資資金を抑えることが出来ないというまで、何度でもリストラ(再構築)されることをお勧めします。この週末にでも、どうですか?


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